2015年8月12日水曜日

親が賢くなるということ


久しぶりのブログ投稿ですが、
 
平成24年10月に次男が生まれました。
 
年を越して平成25年1月から2月にかけて、次男の顔、体、とにかく全身の肌荒れがひどくなってきました。
素人目で見てアトピーだと思いました。それくらいひどい肌荒れです。
生まれたばかりの次男は、顔、体とにかく全身が痒いのか掻きむしりまして全身血まみれです。
 
なんとかしてやりたいとの思いから地元の小児科に次男を連れて行き診て頂きました。
 
小児科の医師は、次男の顔を見て、
「なんかのアレルギーですね。薬(ステロイド)出しときます」
と言っただけでした。

次男は、顔の肌荒れが酷いのですが、体も全身肌荒れが酷い状態です。
しかし、小児科の医師は、体を見ようとしません。
 
その日はなんだか釈然としないまま帰宅し、(なんだか自分の子どもをベルトコンベアーに乗せられた気分・・・)次男に薬をぬりました。
しかし、全く改善しないので、再通院しますと今度は少し強いステロイドを出してもらって、

「塗っといて下さい」

という事です。

あまり強いステロイドは怖いなぁっと不安になって、セカンドオピニオンで今度は地元の皮膚科に行きますが、
「薬塗っといて下さい」
とのことですが、全く改善せず。

挙句の果てには、皮膚科の医師に妻が怒られる始末です。
 
冬だからまだいいけど、このまま夏になり汗をかくようになったら子どもは大変だろうなぁっと心配しました。
 
そんな時、僕の主治医である江部先生は、アトピー治療もやってたなぁっと思い出し早速ですが、高雄病院に通院し診てもらうことになりました。

平成25年3月に通院した所、生後6ヶ月の次男の体をくまなく診てもらいました。
 
診断では、江部先生から、
「母乳ですか?粉ミルクですか?」
と聞かれ、
「粉ミルクです」
とお答えしました。
 
江部先生から、
「もしかしたら粉ミルクアレルギーかもしれないから、まず今使ってる粉ミルクをMA-1というものに変えて下さい。」
という指導を受けました。
 
MA-1とは、
・アレルギー性を著しく低減した良質の乳たんぱく質消化物とアミノ酸を配合し、母乳のアミノ酸バランスに近づけています。
・乳糖、大豆成分、卵成分を含まないよう充分に配慮しています。
・乳幼児の発育に大切なビタミンK、ヌクレオチド、β-カロチンなどを配合しています。
・ビフィズス菌を増やすオリゴ糖(ラフィノース)を配合しています。
・調乳液の浸透圧を乳幼児の負担にならないように調整しています。
といった特徴のある粉ミルクです。
 
しかし、近所のドラックストアには取り扱いのなかった商品でしたので、遠くの方のストアまで足を伸ばしました。
 
また、高雄病院では、薬の塗り方、ミルクの与え方、離乳食の与え方など実に丁寧に教えてもらえました。

帰宅し、試しにMA-1に替えますと、すぐに肌荒れが改善しました。
これにはビックリしました。
しばらくは、MA-1で様子を見ることにしました。
 
平成25年4月18日、再度、高雄病院に通院した所、次男の肌荒れの原因ですが、アトピーでは無く、食物アレルギーだと診断されました。
この頃になると次男の肌荒れはほとんど気にならなくなりました。
掻きむしって血まみれになるというようなことはありません。
 
地元の小児科、皮膚科に通院しても、何かのアレルギーだと言われ、
「ステロイド塗っといて」
だけでした。

いい加減な診察、診断をした地元の小児科、皮膚科の病院に対して、親として怒りはありません。
ただ、親として子供を育てるとい事についての知識不足が、大切な子どもを苦しめていたことについて反省をしました。
無知ほど怖いものはないと反省です。
親には賢くなる責任があります。
僕にはそれが欠けていました。
地元のドラッグストアに、MA-1という粉ミルクそもそも置いてありませんでした。
僕が注文するようになり、やっと取り扱いされるようになったくらいです。
 
僕自身の糖尿病で大変苦しみ、死に掛けたのですが、何が血糖値を上げるのか?理解できたのが具合が悪くなって入院して、自分で疑問に感じて調べてからやっとです。
これほど回り道はありません。
僕の糖尿病、次男のアレルギーの治療で、セカンドオピニオン、サードオピニオンと回り道をしたかもしれません。
親には賢くなる責任があります。
でないと、自分の命は守れません。また、家族の命も守れなくなります。
 
こういったことを学んだような気がいたします。

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