2015年8月31日月曜日

ご飯を食べて血糖値はどうなる?

平成25年6月1日、江部診療所に通院しました。

江部診療所では血液検査の結果は1週間後になります。

  6月1日検査 → 6月8日検査の結果を聞きに行く

このような流れです。

検査内容は、血糖値、HbA1c、血中インスリン検査(IRI)です。

血中インスリン検査とは?

血液中のインスリン量の変動をみて、インスリンの分泌能力を調べる血液の検査です。
健康な人の場合、ブドウ糖液を飲むと血糖値が上がりますが、すぐにすい臓からインスリンが分泌されて、血液中のインスリン値が上がります。すると、血糖値が下がり、それにあわせて血中インスリン値も下がっていきます。
糖尿病になると、血糖値に応じて血中インスリン値の上がり方が遅くなったり、十分に上がらないなど、インスリン反応が低下します。
空腹時やブドウ糖液を飲んだ後に測ります。
空腹時の基準値は3~15μU/mLとなります。

このような検査を受けました。
ちなみに、この血中インスリン検査を受けるのは2回目です。

前回は、インスリン抵抗性の改善、肥満の改善 このような結果になりました。

平成24年12月1日の血液検査の結果
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
IRI-前 13.4μu/ml (参考基準値 3~15)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 




この検査の後に、 
「肥満により、インスリン抵抗性が悪くなっている。インスリンの効きにくい体になっている。インスリンをたくさん出さないと効かない体になっている。
体重を減らせば、インスリン抵抗性も改善する」
と指導して頂きました。
 
さて今回はどうなりますでしょうか?
 
 
ただ、検査結果を待つのもアレなので、6月4日にいつもの人体実験をしました。

それは、ご飯を150g(糖質約55g)食べてみて血糖値がどのように変化するかを見る人体実験です。

 結果は、 
 
平成25年6月4日

○空腹時血糖値     89mg/dl
 
○1時間後血糖値   133mg/dl
○2時間後血糖値        99mg/dl
となりました。なんだか良さそうな値です。

64kgの2型糖尿病患者さんでは、1gの糖質が3mg\dlの血糖値を上げる

と教えてもらっていますので、単純計算すると、

89mg/dl(空腹時血糖値)+165mg/dl(55g×3)=254mg/dl
になりますが、結果は、133mg/dlでした。食後2時間後は100mg/dlを切っています。
すい臓のインスリン分泌機能が回復してるんでしょうか?

久しぶりに食べた白米は・・・美味しかったです(笑)

2015年8月28日金曜日

血液検査データ

平成25年2月から5月まで血液検査、血糖値とHbA1cのデータです。

僕は、江部診療所と地元の病院の病院に通院していました。

ですからこんな表になります。




検査をした病院 血糖値   (mg/dl) HbA1c    (NGSP値)

平成25年
 
2月2日 江部診療所 96 5.9


 
2月14日 地元の病院 101 6.2


 
4月13日 江部診療所 93 5.6


 
5月2日 地元の病院 106 5.8

ちなみに、平成24年3月5日は、




検査をした病院 血糖値   (mg/dl) HbA1c    (JDS値)
平成24年 3月5日 地元の病院 285 11.5

でしたので、ほぼ一年くらいで、健常者と変わらないくらいまで回復しました。

インスリン注射は打っていません。

血糖値を下げる薬は飲んでいません。

食事のみで血糖値及び、HbA1cをコントロールしています。

2015年8月13日木曜日

僕が1番驚いたこと

平成24年3月5日に糖尿病を発症しました。

糖尿病発症時の年齢は39歳でした。

今日は、平成27年8月13日ですので、発症から3年6ヶ月ほどがたちました。

糖尿病の方はどうなったかと申しますと、

平成27年7月23日の血液検査結果ですが、

血糖値 105mg/dl
HbA1c  5.9%(NGSP値)

総コレステロール 211mg/dl
中性脂肪 48mg/dl
HDLコレステロール 55mg/dl
LDLコレステロール 146mg/dl

という結果でした。
 
ちょっと血糖値が高めかもしれませんが、良い数字だと思います。
 
この血糖値のコントロールについては、薬を使ってはいません。
食事でコントロールしています。
気をつけることは、食材に含まれる糖質を摂らないようにするだけです。
何故ならば、糖質のみが血糖値を上げるからです。

糖尿病の事を知れば知るほど、僕のまわりに糖尿病患者さんが大勢いらっしゃるなぁっと感じます。

糖尿病と診断されてからもう10年、20年とおっしゃられる方もザラです。言ってみれば、僕は糖尿病会のルーキーです。

ところで、僕が1番驚いたことは、僕のまわりにいる糖尿病患者さんで
 
「糖質のみが血糖値を上げる」
1gの糖質が3mgの血糖値を上げる」
 
という生理学的事実を知っている方は皆無だったって事なんです。



糖尿病性網膜症で年間3000人の方が失明されます。

糖尿病性腎症で年間16000人の方が新たに透析を始められます。

糖尿病性神経障害で足を失う方は後を立ちません。



糖質制限食を知る前は、

「糖尿病を患っているのにもかかわらず、なんと不摂生な!」

と思ったのですが、

1gの糖質が3mgの血糖値を上げる」を知らない人が多い現実を目の当たりにし、むしろお医者さんの言いつけをキチンと守り、しっかりとカロリー制限食をしている結果、食後高血糖になり、合併症で苦しんでいる人が多いのではないか?と思えるようになりました。

知らないのか?

知ろうとしないのか?

教えないのか?

教える側が知らないのか?

僕が1番驚いた事です。

僕は糖尿病と診断されてから34日目でこの生理学的事実を知りました。
 
その結果、医師から糖尿病は完治したとのお墨付きを頂きました。
 

2015年8月12日水曜日

親が賢くなるということ


久しぶりのブログ投稿ですが、
 
平成24年10月に次男が生まれました。
 
年を越して平成25年1月から2月にかけて、次男の顔、体、とにかく全身の肌荒れがひどくなってきました。
素人目で見てアトピーだと思いました。それくらいひどい肌荒れです。
生まれたばかりの次男は、顔、体とにかく全身が痒いのか掻きむしりまして全身血まみれです。
 
なんとかしてやりたいとの思いから地元の小児科に次男を連れて行き診て頂きました。
 
小児科の医師は、次男の顔を見て、
「なんかのアレルギーですね。薬(ステロイド)出しときます」
と言っただけでした。

次男は、顔の肌荒れが酷いのですが、体も全身肌荒れが酷い状態です。
しかし、小児科の医師は、体を見ようとしません。
 
その日はなんだか釈然としないまま帰宅し、(なんだか自分の子どもをベルトコンベアーに乗せられた気分・・・)次男に薬をぬりました。
しかし、全く改善しないので、再通院しますと今度は少し強いステロイドを出してもらって、

「塗っといて下さい」

という事です。

あまり強いステロイドは怖いなぁっと不安になって、セカンドオピニオンで今度は地元の皮膚科に行きますが、
「薬塗っといて下さい」
とのことですが、全く改善せず。

挙句の果てには、皮膚科の医師に妻が怒られる始末です。
 
冬だからまだいいけど、このまま夏になり汗をかくようになったら子どもは大変だろうなぁっと心配しました。
 
そんな時、僕の主治医である江部先生は、アトピー治療もやってたなぁっと思い出し早速ですが、高雄病院に通院し診てもらうことになりました。

平成25年3月に通院した所、生後6ヶ月の次男の体をくまなく診てもらいました。
 
診断では、江部先生から、
「母乳ですか?粉ミルクですか?」
と聞かれ、
「粉ミルクです」
とお答えしました。
 
江部先生から、
「もしかしたら粉ミルクアレルギーかもしれないから、まず今使ってる粉ミルクをMA-1というものに変えて下さい。」
という指導を受けました。
 
MA-1とは、
・アレルギー性を著しく低減した良質の乳たんぱく質消化物とアミノ酸を配合し、母乳のアミノ酸バランスに近づけています。
・乳糖、大豆成分、卵成分を含まないよう充分に配慮しています。
・乳幼児の発育に大切なビタミンK、ヌクレオチド、β-カロチンなどを配合しています。
・ビフィズス菌を増やすオリゴ糖(ラフィノース)を配合しています。
・調乳液の浸透圧を乳幼児の負担にならないように調整しています。
といった特徴のある粉ミルクです。
 
しかし、近所のドラックストアには取り扱いのなかった商品でしたので、遠くの方のストアまで足を伸ばしました。
 
また、高雄病院では、薬の塗り方、ミルクの与え方、離乳食の与え方など実に丁寧に教えてもらえました。

帰宅し、試しにMA-1に替えますと、すぐに肌荒れが改善しました。
これにはビックリしました。
しばらくは、MA-1で様子を見ることにしました。
 
平成25年4月18日、再度、高雄病院に通院した所、次男の肌荒れの原因ですが、アトピーでは無く、食物アレルギーだと診断されました。
この頃になると次男の肌荒れはほとんど気にならなくなりました。
掻きむしって血まみれになるというようなことはありません。
 
地元の小児科、皮膚科に通院しても、何かのアレルギーだと言われ、
「ステロイド塗っといて」
だけでした。

いい加減な診察、診断をした地元の小児科、皮膚科の病院に対して、親として怒りはありません。
ただ、親として子供を育てるとい事についての知識不足が、大切な子どもを苦しめていたことについて反省をしました。
無知ほど怖いものはないと反省です。
親には賢くなる責任があります。
僕にはそれが欠けていました。
地元のドラッグストアに、MA-1という粉ミルクそもそも置いてありませんでした。
僕が注文するようになり、やっと取り扱いされるようになったくらいです。
 
僕自身の糖尿病で大変苦しみ、死に掛けたのですが、何が血糖値を上げるのか?理解できたのが具合が悪くなって入院して、自分で疑問に感じて調べてからやっとです。
これほど回り道はありません。
僕の糖尿病、次男のアレルギーの治療で、セカンドオピニオン、サードオピニオンと回り道をしたかもしれません。
親には賢くなる責任があります。
でないと、自分の命は守れません。また、家族の命も守れなくなります。
 
こういったことを学んだような気がいたします。

お知らせ

テラマイシン軟膏