2014年2月1日土曜日

他の入院患者さんが気の毒でしょうがなかった・・・

平成24年3月9日から、地元の病院に入院をしました。

病院食(カロリー制限食)を食べているフリをしながら、全く新しい糖質制限食という食事療法に取り組んでいます。

江部康二医師のブログを見ながらの人体実験です。(笑)
人体実験といっても、何も難しいことはなく、食事の際に糖質の含んだ食材を取らないようにするだけです。]

なぜ、糖質を取らないようにするのか?それは、
2型糖尿病患者64kgの方において、1gの糖質が3mg/dlの血糖値を上げるという生理学的事実。
糖質のみが血糖値を上げる。
180mg/dlを超えると糖尿病の合併症のリスクが高まる。
これらの事については、地元の病院ではついに教えてもらうことは出来ませんでした。江部康二医師のブログを読んで独学しました。

この人体実験は、驚くほど血糖値が下がるという結果をもたらしました。
僕の場合は、入院当初は血糖値が高かったので下がるという表現を使いました。今は、血糖値を上げないという表現を使っています。

また、食生活もそれほどひもじい思いもせずに、ストレスもなく生活できます。

そこで、もう少し詳しく糖質制限食を勉強します。

まず、どんな食物に糖質が含まれているのか?をおさらいします。

入院中に出てきた病院食の主食は米飯で、1食240gありました。
米飯240gは403カロリーです。
そのうちに糖質は約80g含まれています。

糖尿病を患っている方にとって注意するのは、カロリーよりも糖質です。
僕のように糖尿病を患っている人は、240gの米飯を食べますと、80g×3=240mg/dlの血糖値が食後に上がってしまいます。
空腹時血糖値が100mg/dlとしますと、100mg/dl+240mg/dl=340mg/dlになりますので、糖尿病合併症を発症する180mg/dlをはるかに超えてしまいます。
ご飯は、絶対に口にすることはできません。

食パンはどうでしょうか?
食パンの6枚切りの1枚は、60gです。158カロリー、糖質は26.6gあります。
1枚食べますと、26.6×3=79.8mg/dlの血糖値があがります。
空腹時血糖値が100mg/dlだとすると100mg/dl+79.8mg/dl=179.8mg/dlでギリギリセーフですが、高い値です。食べない方がいいでしょう。

うどんはどうでしょうか?
うどん一玉200g、210カロリー、糖質は41.6gです。
同じように計算してみますと、41.6×3=124.8mg/dlで、空腹時血糖値が100mg/dlだとすると、100mg/dl+124.8mg/dl=224.8mg/dlになるので全く食べることはできません。

病院食でよく出てきたものといえばデザートです。
その中でも、バナナはよくできてきました。
僕のイメージでは、病気になったらバナナを食べて回復するというようなものがあったのですが、カロリーよりも糖質量をみないといけません。
バナナは1本170g、146カロリー、糖質量は36.4gもあります。
もし糖尿病患者がバナナを1本丸ごと食べますと、36.4×3=109mg/dlの血糖値を上げてしまうことになります。
空腹時血糖値が100mg/dlとしますと、100mg/dl+109mg/dl=209mg/dlの血糖値を食後に上げてしまします。
バナナは絶対に食べることはできません。
果物の多くは沢山糖質を含んでいますので、アボガド以外は食することは無理です。

野菜はどうでしょうか?
病院食でよく出てきたのは、ジャガイモです。
ジャガイモ3分の1個約60g、46カロリー、糖質は9.8gです。
1個丸ごと食べなければ、問題なさそうですが、控えるに越したことはありません。芋類は総じて、糖質を含んでいるようです。
さつまいもは50g、79カロリー、糖質は17.5gです。
17.5×3=52.5mg/dlの血糖値を食後に上げてしまいますのでやはり控えた方がいいです。
病院食には、カボチャもよく出てきましたね。
カボチャ50gは46カロリー、糖質8.6gです。
沢山食べなければ少しくらいは食べる事ができそうですが、控えます。

肉はどうでしょうか?
牛、豚、鳥の100gの中には、糖質が0.1~0.7gですので、ほとんど含まれていないと考えて良さそうです。
ただ、調理したり食べる時に、糖質の含んだタレを使うのは避けた方がいいようです。塩焼が基本です。

魚介類は100gの中には、糖質が0.1~0.6gです。食べることができます。

卵は1個50g、76カロリー、糖質は0.2gですので食べることはできます。
またから揚げにしますと、片栗粉やから揚げ粉を使いますが、その中に糖質が含まれていますので、揚げ物は食べることはできません。

天ぷらも天ぷら粉に糖質が含まれているのでだめです。

牛乳は200g、134カロリー、9.6gの糖質が含まれています。
9.6×3=28.8mg/dlの血糖値が上がるので僕は全く飲みませんでした。
結果、病院食で食べる事ができるのは、肉、魚、野菜、卵です。
食べることは出来ないのは、ご飯、パン、麺類、果物、糖質の含んだ芋類です。
主食は全く食べることは出来ないわけです。

入院を病院食を食べているにも関わらず、血糖値が下がらないし安定しない。
それは、糖質の含まれている食材が多いからです。
なので病院食を食べると逆に血糖値が上がり不健康になっちゃうという矛盾を常に感じていましたね(笑)

また、僕が入院していた病棟には、他にも糖尿病で入院しておられる方がおられました。
糖質のみが血糖値を上げるという事をご存じであればいいのですが、知らない場合は気の毒でしょうがなかったですね。

匿名で、糖質のみが血糖値を上げると書いたビラを地元の病院まこうか?(笑)とも思いましたが、当時は僕自身、自己責任の人体実験中でしたので止めました(笑)


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