2014年1月26日日曜日

糖質制限食を家族に説明する

平成24年3月5日に糖尿病で緊急入院をしました。

懸命の治療の結果、少し体調が落ち着きましたので、3月10日に病院より外出許可を頂き一時帰宅します。

外出時には看護師さんから、ブドウ糖の入った小袋を持たされました。
低血糖に備えるためです。

正常では、血糖値は70mg/dl以上に維持されています。
血糖値が70mg/dl以下になると異常な空腹感が現れ、動悸・震えなどの症状が出てきます。
こういった症状が出た時には、あえてブドウ糖を食べて血糖値を上げるという事です。
血糖値が高いのも怖いのですが、低くなるもの危険ということです。

幸い、僕は入院中も含めて今まで低血糖の症状は体験したことはなかったので、あんまり気にすることはありませんでした。
ですが、車の運転をしている時に、低血糖になって意識を失ったらと思うと怖かったですね。
常に車の中には、ブドウ糖、砂糖の入った缶コーヒーを常備していました。

急な入院で5日間ほど家を空けましたが、久しぶりに帰宅してみますと、すでに糖尿病患者(ブログ作者)を受け入れる体制が整いつつありました(感謝)
台所には、糖尿病の食事療法の本が山積みです。

全てカロリー制限食の本でした(笑)

食品のカロリー計算の勉強、これからの食生活のシミュレーションについては、妻、母親、お義母さんで徹底的に行っているようでした。

普通なら、ありがたくて涙が出るシーンですが・・・
なかなか糖質制限食について言い出すタイミングが無く・・・
沢山カロリー制限の本を買ったもんやなぁ・・・
ところでこのカロリー制限食の本は返品できるのか・・・?
などとどうでもいいことを考えていました(笑)

意を決して、家族に糖質制限食について話しました。

3月7日、8日とカロリー制限食を食べていたが、全く血糖値が下がらなかった事。
1gの糖質が3mg/dlの血糖値を上げるという事と、糖質のみが血糖値を上げるという生理学的事実の事。
病院では毎食240gのご飯、糖質の含まれているくだものを食べていた事。
240gのご飯の中には約80gの糖質が含まれていて、80g×=240mg/dlの血糖値を毎食上げていた事。
血糖値を上げないようにするのには、カロリーを制限すのではなく、糖質を制限するのが大切だという事。
また180mg/dl以上の血糖値になると合併症のリスクが高まること。
さらには、これらの事実は、地元の病院では全く教えてもらうことができなかった事。
糖質制限食の提唱者、江部康二医師の事。
ありがたいことに、江部康二医師の病院は、隣の県にあり、僕の自宅から車で50分らいの距離にあり、いずれ受診したいという思っていること。

などを伝え、3月9日からは、入院している病院には内緒で、糖質制限食という全く新しい食事療法に取り組んでいると告白しました。
ですから、このカロリー制限食の本は綺麗なうちに返品して、糖質制限食の本と交換をしてくださいとお願いしました(笑)
今から考えますと、わがままな糖尿病患者ですね~

妻、母は、僕が、
「カロリーじゃなく、糖質なんや!」
「肉、魚、卵はしっかりと食べていいんや!」
「次の外出時には、肉を焼いといて!」
と本来のカロリー制限食の常識からは全く外れた話を、目をキラキラさせながら話したので少し頭がおかしくなったのか?という印象と、入院中の病院の食事療法を行わないという決意に不安になったそうです(笑)


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