2014年1月21日火曜日

究極の選択@入院中 糖質制限食 VS カロリー制限食  

いきなりの戦いですが、カロリー制限食を糖尿病の食事療法の基本としている病院に僕は入院しています。

カロリー制限食は、日本糖尿病学会が推奨していて、全国の病院で糖尿病の食事療法の基本として行われています。

糖質制限食は、高雄病院理事長 江部康二医師が提唱されています。

皆さんならばどっちを選びます?
とは言っても、事実、僕は入院中であり、入院先の病院の指導に従わなくてはならないですが・・・

ところで僕の性格は、サッカーでも野球でもボクシングでも、ひいきのチーム、個人はありませんが(女子バレー以外)、スポーツ観戦は大好きですが、とにかく負けてる方を応援してしまいます。
劣勢が好き。
少数派の意見こそが大事。
大逆転が好き。
好きな映画は「ショーシャンクの空」「アルカトラズからの脱出」「プリズンブレイク」
脱獄モノばかりですね。
なので、こりゃもう糖質制限食しかないわけです(笑)

ただ、2年前は本当に情報がありませんでした。
今でこそ、「糖質制限食」という言葉を見ない日はありません。
テレビでも取り上げられていますしね。

テレビ番組で「糖質制限食 VS カロリー制限食」が取り上げられ、その中で、
「長期的な検査の結果」
とか、
「10年、20年と糖質制限を続けてなにか健康被害が起きたら誰が責任を取るんだ」
という議論を見ます。

しかし、このまま糖質を含んだカロリー制限食を食べていたら、食後高血糖を起こし合併症を引き起こすかもしれませんしね。

もし合併症を引き起こして、失明、透析、足の切断をしたら誰が責任を取ってくれるんだ?

合併症引き起こしたら、その時は誰が責任を取ってくれるんだ!!!

という気持ちはありましたが、この決断は本当に賭けでした。

糖質制限食を行いますと、ご飯、ラーメン、うどん、そば、果物類など、血糖値を上げる糖質の含んだ食物は、これから死ぬまで口にすることはできません。
しかしこれらの炭水化物類や糖質を含んだ食物は、他の人に比べて5倍は食べてきた自負がありますので、思い残すことはありません(笑)

そんなことよりも糖尿病の合併症を防ぐ事が大事です。

カロリー制限食は、必ず食後に血糖値が上がります。血糖値が180mg/dlを超えると、合併症のリスクが高まります。
もし僕が、合併症を発症してしまいますと、家族にそうとうな負担をかけます。

入院中に見た糖尿病の教育DVDの中には、1組のご夫婦が出てこられました。
ご主人さんが糖尿病を患っておられ、その後に糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症を発症されました。奥さんが看護されているシーンがありましたが、家族に心配、苦労をかけるのは心苦しいものです。

もう一つ心配だったことは、カロリー制限食(単位交換表)は、作るのが大変そうだなぁっということです。
カロリー計算なんて調理師の免許を持ってしても難しいのではないか?
ましてや、僕の嫁さんは子育て最中なので、そんな余裕があるか?

常に台所に食品交換表を置いといて、計算しながら調理しなければなりません。
また外食でも注文の仕方に気を使いそうです。

しかし、糖質制限食ならば、単純に主食を食べずに、おかずだけ食べるというイメージです。
食材から糖質を除けばいいだけですから、簡単そうです。
漠然としたイメージですが、卵、豆腐、ヒジキ、納豆を主食の代わりにして、おかずに肉や魚、オイルサーディンや水煮の缶詰など。確かにバリエーションは少ないですが、これならば余計な手間やカロリー計算は必要なさそうです。
家族に余計な負担をかけたくないという気持ちもありましたので、糖質制限食はこれからの僕にぴったりの食事療法だと思いました。

ただ、僕は地元の病院に入院している身です。
しかし、

「糖質のみが血糖値を上げる」
「1gの糖質が3mg/dlの血糖値を上げる」

という生理学的事実を知った以上、もう糖質の含んだものを食べることは、誰がなんと言おうと抵抗があります。

ましてや240gのご飯なんて絶対に無理!



平成24年3月9日、地元の病院に入院していながら、江部康二医師の提唱する糖質制限食を実践すると心に決めて、ニヤニヤしているという訳のわからん入院生活が再スタートしました。

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